2009年4月12日日曜日

MAD MONEY 使用上の注意

このブログでは、ジムクレイマーのMAD MONEYの放送内容を日本語化した記事を載せておりますが、記事内容はジムクレイマー氏の意見であり、ブログ主の意見を代弁している訳ではありません。

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あくまで、一つの情報ソースとして、アメリカで人気のこの番組を日本語化しているのみであり、ジムクレイマー氏の判断を受け売りする訳でも、否定する訳でもございません。

あくまで、一投資コメンテーターの意見として、お読み戴きますようお願い致します。

また、翻訳の中で、一部省略している部分や、言い回しを変えている部分もあるのと、私自身の翻訳力がまだまだなところがあり、必ずしも正しく訳されてない部分もある可能性があります(クレイマー氏の意見をストレートに伝えるべく努力してはいるのですが)。何とぞご了承下さい。また、この記事が面白いと思われたら、現在ポッドキャストされてるので、是非実際の映像をご覧になってください。

クレイマー氏に関しては、wikiなんかを見ても、色々な意見があります。
・ベアスターンズ破綻7週間前に大きく買推奨を出したこと。破綻10日前ほどでもまだ買いだったこと。これに関しては後日誤りを認めてましたが。
・色々なところで、クレイマー氏がこの番組内で推奨した銘柄を検証して、大して利益が出ていないと反論している。
・元同僚に、ヘッジファンド時代の暴露本を出されて、株で利益を上げるため違法行為をしていた疑いがあったこと。

などなど、悪い噂もあることはあります。

ただし、

・2008年10月6日 週明けダウが10000ドルを割り9955ドルになったとき、今後5年以内に使う予定のお金に関しては全て株から撤退するようテレビで表明。
・2009年3月 ダウ6500の際、ここからのダウンサイドは少ないから買いだ! と表明。

他にもITバブルのはじけるのを予測して株撤退推奨を過去出したことがあるようです。

ただ、ひとつ言えるのは、投資番組に関わりながらも、視聴者に向かって、株は一旦全て手じまうべきだ、というような意見をTVで述べるということは、一歩間違えば、自分の評価を大きく落としてしまう危険性もある訳で、にも関わらず、あえて相場の過熱時に警鐘を鳴らす作業をされている、という点は、本当に凄いことだな、と私は思っています。

私は個人的にこの人の本には大きく影響を受けましたし、大好きな投資家です。素晴らしい投資の教科書だと思ってますし、投資をエンターテイメントにしようとした活動は、評価を受けていいんじゃないかと思っています。

但し!
このMAD MONEYに関しては

1. 提供がTD Ameritrade証券であること。
2. またCNBC自体、金融系の広告を多く流すテレビ局でもあること。
3. 市場が開いてる日はどんな状況であれ毎日放送をしないと行けない。
4. ある意味ジムクレイマーという人のエンターテイメントショーと成ってるTV番組である。

だから、上昇相場で、ここからの買い入れは火傷するかもよ。。。と話しながら、すぐ後のコーナーで、こんな時のバーゲン株はこれだ! みたいな話になってしまったりもします。

例え、株から撤退発言をしていたとしても、その後も番組は続くので、キャッシュでほっときましょう! という発言を毎日続けれる訳ではなく、相場状況の中で、なんらかの投資アイディアを紹介する形になっています。株が天井付近で買いに入りにくい状況でも同じです。

ただ、じっくり聞くと、基本的な相場感なり、状況が変わった時のウォーニングは出してるんと思うんです。だから、そこを行間から読み取って頂けたらと思います。

ですので、ポジショントークが多少は含まれていることを充分理解した上で、アメリカ発の生情報として取り扱って戴けたら幸いです。

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