2009年4月15日水曜日

2009年4月14日(火): ジムクレイマー MAD MONEY





今日の株価終値:
Dow Industrials (.DJI) 7920.18 ▼137.63 (-1.71%) Volume: 513M
NASDAQ Composite (.IXIC) 1,625.72 ▼27.59 (-1.67%) Volume: 2,147M

市場が荒れ果ててしまった時。ポートフォリオがひどく毀損し、リセッションに入り、デプレッションに入る可能性まで見えたとき。株価がクラッシュし、血祭りに上げられてしまっている時。市場に対して白旗をあげざるを得なくなってしまった時。



今日は、どんなに酷い相場になってしまったとしても、少なくとも、相場の波に飲み込まれ、引きずり込まれてしまうことなく、そんな中でも利益を上げようとし、最悪の場合でも損益無しの状態ー例え回りの誰もが損をしていてもーでいられるようにするためのヒントをお教えしよう。

だがその前に、この命題を考えてみよう。

「相場が大幅に崩れていってて、長期に渡って回復しないと思われるときには、株を全て売ってしまうべきだろうか?」

答えは、NOだ。しかし、株を一部売却することは、正しいことだ。パニックに陥っていない限り、ポートフォリオを整理してキャッシュポジションを持つことは正しい。

例えば、10月6日のトゥデイショーで、私はこういった。今後5年以内に使う予定のお金はは、全て株式から撤退すべきだ、と。これからマーケットは一段と悪くなる。だから、直近でお金が必要な部分は株に投資しておくべきではない、とね。

多くの批判を浴びたけれど。でもこれは多分、私の人生の中で、87年のクラッシュの前日に全て手仕舞ったのに次いで、2番目に優れたコールだったと思う。

多くの人がバイアンドホールドを唱える。株を長期で持ち続けることが利益を出す正しい方法なんだと。でも、彼らはあなたのお金を市場に置いていて欲しいからそういっているだけなのかもしれない。馬鹿げた話なんだ。

株価が下落の一途をたどる時は、損切りすることを、決して恐れないで欲しいんだ。ただ、全てを売るんじゃなくってね。

マーケットが大きく痛んでいるときは、このことは非常に大事なことなんだ。近々に必要とされるお金なら、その分は現金化すべきなんだ。必要なものなんだから。

潜在意識の元で規律をちゃんと持つんだ。

まだ株価に力が残っている段階で売るんだ。全てを相場の底で投げるなんてことをしては、絶対してはならない。

とにかく、株価がまだまだ下落し、そのままの状態でしばらく停滞するだろうと思うのなら、売ってしまっていいんだ。

直近で必要なお金の分は売ってしまってもいい。でも、大きな下げ相場は、ロングタームでは、大きな利益を与えてくれる、重要な買い場でもあるということは忘れないで欲しい。

ショートタームの投資とロングタームの投資をどう区別すべきだろうか。

ショートタームの投資は、自由裁量の資金=リスクを取れる資金と言えるだろう。また、ロングタームの投資はリタイアメント用の資金だ。これらを混同してはダメだ。

あと5年でリタイアということでなければ、ロングタームで投資のメリットを考えるべきだと思う。たとえ、これからさらにひどいベアマーケットがくるとしても、大部分を株式で運用すべきだと思う。もちろん相場の下落を読めて、逃げることが出来るのなら売ってしまって構わない。但し、相場の大きな下落が実際に始まった後には、再度株式に投資すべきだ。リタイアメント用のポートフォリオならね。

リタイアまで20年-30年と時間があるのなら、例えダウが8000のレベルで買ったとしても、ロングタームで見ればきっといい投資だったと言えるようになるだろう。

リタイアメント資金は大事に取り扱わないと行けない。例え酷い恐慌になると考えたとしても、お金を債券に移すなりして、投資をするべきだと思う。ただし、私自身は一般に、株の比率を多くすべきだと考えている。債券では大きな利益を生むのは難しいからね。


リスクを取れる、ショートタームのポートフォリオは、マーケットが悪くなったら、全て売り抜けてしまってかまわない。そして時間をとって、また戻ってくればいい。勘違いしないで欲しいのは、どんなに酷い相場であっても利益をあげるチャンスはあるということだ。私は空売りのことを言ってる訳ではないがね。この番組では空売りを勧めていないし、空売りのことをお話しするのは私の仕事ではない。

今の状況で、ショートタームのポートフォリオを現金化し、使ってしまうのは構わないが、でも、いずれ相場が回復したときには、リスクを取ることの出来るポートフォリオを持つことの重要性は忘れないで欲しい。

例えば家を買う予定があるとか、子供の教育費が必要だとか、車を買うだとか。そういうお金が必要なら、株を売ってしまっていいんだ。

バイアンドホールド派は、私の番組は最悪で、矛盾してると批判する。だが、下げ相場での、ショートタームのマーケットの状況を嫌悪し、資金の引き上げを勧めたりすることと、優良株の長期の成長の可能性が最も儲けを得るチャンスだと説くことは、なんら矛盾しない。

大事なことは、下落相場においては、今すぐ必要な資金と、リタイアメントの資金をきちんと分けて考え、状況によっては現金化することも必要だ、ということなんだ。

視聴者からの質問:
Q: 今のような投資環境下でも、バイアンドホールドは良い投資方法だと言えますか?
A: バイアンドホームワークこそが正しい投資方法だ。時代によって、良いセクターというのは変わって行く。私の祖父の時代のポートフォリオは、ユーティリティーと、ニュークリアーパワープラントのものを入れていた。しかし、ユーティリティー企業の多くは潰れたか配当がゼロだ。その次の世代では、医薬品業界が旬だった。それらの業界はどうなったかい? 大した成長をしていない。その次の世代は、ハイテク系だ。でも多くの企業が消えていった。これらは、当時はバイアンドホールドすべきと言われたセクターだ。しかしどれもが旬をすぎて行った。ホームワークをしていれば違っていたはずだ。

セルサイドの人間は、俺のことを最悪なヤツで裏切り者だと言う。だが、言いたいヤツはそう言えばいい。どうしてたくさんの人がこのショーを見続けてくれているんだろう。それは、私が言ってることが正しいと、皆さんが理解してくれていることの証拠なんじゃないだろうか。


Q: 投資を始めることを決めたのですが、元手がなく、3ヶ月ごとに500ドルレベルでしか投資出来ません。ある程度資金が貯まるまで待って投資した方がいいのか、少額でも随時投資していくべきなのかどちらでしょう?
A: 私が始めたときはもっと少額からだったよ。だから、少額でいいからとにかくコンスタントに投資していくべきだ。貯まるまで待つ必要はない。複利の力を利用する方が大事だからだ。私の友人で、80年台から90年台初頭にバークシャハザウェイの株をずっと買ったヤツが居る。今初めてすぐそのような会社を安値で買えるとは思わないが、Home Depoは80台だし、Tコンキャストや、他にもいますぐ買えるいい株がある。とにかく始めることだ。

Q: 私たち夫婦はリタイアまで後10年。100%キャッシュポジションで、10万ドルあります。短期と長期の投資についてのアドバイスをお願いします。
A: まず、100%キャッシュということで、おめでとう。素晴らしい判断をしてらっしゃる。
今のマーケットに大きくお金を突っ込むのは気を付けた方がいい。ただ、今の状況で私がお薦めするのは、株価が大きく下げてしまって、配当利回りが大きく上がった銘柄で、大きな会社で、財務状況も問題ないものを何社か買うことだ。コルゲートやハインツのようなもの。中国や日本の企業にやられてしまっていない、きっちりとしたブランドを持っているところ。
私なら、今年一杯の中で、10%の資金をこれらの株式に投入する。そして来年も状況を見ながら同じようにするだろう。しばらくはタフマーケットが続く。買い急ぐ状況ではない。ゆっくりと投入するべきだ。ただ、相場がしっかりとした上昇に転じたときは、20%にしてもよい。

相場が非常に悪い状況になったときには、今から言う3つの種類の株を買うのがいいだろう。

1. 相場が悪い=経済も悪い。こんなときは、不景気につよい業界の株が良い。
日用品や、食品、飲料や、飲食業だ。

2. 企業のファンダメンタルが健全で、キャッシュバリューと等しい価格のレベルで売られている株。また、現金商売の会社もいい。

3. 突発的に高配当になっている株。相場下落の前は、大きな配当ではなかったが、市場の下落に連れられて株価が大幅に下がり、相対的に大きな配当利回りになった株だ。みにくいアヒルの子が白鳥になったようにね。インダストリアル関連の株で、ニューコアやキャタピラーなんかもそうだ。もともとは彼らは大きな配当は出していなかったからね。ただ、注意が必要なのは、配当のカットだ。もともと高配当な株は、会社が危険な可能性もある代物だが。今話してる突発的な高配当は、その範疇にはない。例え利益が減ったとしても、もともと出す配当は小さく、そのレベルはキープするものが多い。過去のリセッション時にも配当を出していた株を選ぼう。もちろん、大恐慌になった場合にどうなるかは保証は出来ないが。しかし、配当を出すだろう理由としては、投資家に株を手放して欲しくないからだ。保守的な投資家は、配当を目当てに株を買うからね。売買益であろうと配当益であろうと、利益であることに変わりはない。

実のところ、その配当をさらに同じ株を買うことに再投資すれば、複利の力を利用出来ることになる。長期では、その複利は大きな力となる。例え株価が動かない状態だったとしてもね。

72の法則を利用するってことだ。

突発的な高配当株を買って、配当が5%だとすると、14年で株は2倍になる。これは株価が動かない場合であって、株価が上昇すれば、より大きな利益になる。

14じゃ長過ぎるって。リタイアメントのポートフォリオと考えれば、14年は長い訳ではない。
リタイアメントに関しては、10年単位で考えるべきだ。

下落相場では、5%の配当というのは無視出来ないリターンだ。特に、それだけの高配当を得られるとは思っていなかった会社であれば尚のことだ。

それに、S&Pの投資パフォーマンスの約半分は配当から来ているってことを思い返して欲しい。

このタイプの株に関しては、株価で買うんではなくて、配当利回りで買うことだ。株価が下がれば、さらに利回りがあがるんだ。下落相場の中では、このような形で利益を出して行くべく、分割して買い下がって行けばいい。

それに、配当利回りが高くなってるということは、株価の下落圧力にクッションを与えてくれるものなんだ。


視聴者からの質問:
Q: 高配当株に関して、配当の減少が起るサインというのはありますか?
A: 過去の決算をチェックして、配当に対しての利益がどんどん下がって行ってる場合は、さらにカットされる可能性がある。私は、一株当たり利益が配当の倍以上ある株かどうかを見る。それと過去の配当に比べて急に高配当に成ったりする場合、何か悪いことのサインだ。だから、高配当だけでなく、ファンダメンタルも良く、利益も配当に比べて充分高い株を探すべきだ。

Q: 配当に関して、優先株を買うのはどうでしょう?
A: 優先株はお薦めしない。

Q: ”配当取り”についてどう思われますか?
A: スマートなアイディアだ。私自身も良くやった。この番組でももっと取り上げるべきテーマだと思う。

大きな下落市場で犯しやすいミスは、株価が安い、そう見えているだけで買いついてしまうことだ。でも、さらに下がる可能性が高いんだ。

一番気をつけなければいけないのは、ヴァリュエーションだ。

アナリストは、歴史的に見て非常に低いPERだから株価が妥当だと判断する。

しかし、あなたは、こんな計算以上に重要な何かを発見しない限り、その価格で買いに入るべきではない。

通常株価は プライス(株価)=アーニングス(一株利益)xマルチプル(PER)
で決まる。

しかし、ベアマーケットではこのロジックが当てはまらなくなることが多々ある。このような環境では、マルチプルは最低レベルで判定しないと行けない。なぜなら、アーニングスがどうなるかが極めて不明で、しかも経済が最悪の状態になっているからだ。だから、通常のマーケットのようなマルチプルでは価格を決めれないし、マルチプル自体がどのレベルで妥当なのかもわからなくなってしまうんだ。

特にシクリカルな銘柄にこの影響が強い。利益を出すために、強い経済が必要だが、景気後退時には、利益がどうなるか分からないし、赤字を出してしまうことがある。時にシクリカル銘柄は、マルチプルが1か2で株価が決定される。あまりに安く見えるだろう。

だが、マルチプルは小さく見えてるだけで、アーニングスが、実際以上に高く見積もられてしまっている可能性があるからだ。

だから、それらの利益予想が大きく下がったら、株価もどれだけ下がるか分からない。

下落相場の元では、お買い得な株を見つけたと思えることがあるが、それは大きなミステイクなんだ。

私自身、なんどもそういう株を見て来た。

80年代に、マルチプルが1になった株があった。非常に安く見えたが、大きな損失を一年間も続け、その株は滅多滅多に叩き売られた。

利益予想の下方修正がくると思うのなら、株価を測定することは非常に難しい。

だから、マルチプルが小さくなったからと言って、安値だと判断して飛びついてはいけないんだ。

そういう意味で、突発的な高配当株というのは、相場の下落時には非常に安全な投資となりうるんだ。

価格決定のメカニズムは崩れていても、配当利回りという明確な指針があり、それに守られているからだ。

5%の配当利回りがあるということは、株価の下落を押さえる。株価が下がれば、さらに買い下がって配当利回りを高くすることが出来るんだ。

株価が大きく下がって行くときには、まるで株価と会社の利益や会社の価値が、切り離されたかのごとく、下がって行くことがある。

だからこんなときは、誰があなたの持ってる株を所有しているのかを良く確かめることだ。
仲間である筈のシェアホルダーが、あなたの最悪な敵に回ることがあるのだから。

相場の下落時には、売りたいから売るという株主だけでなく、売らなければならないから売るという株主も居る。そういう株主は非常に怖い存在だ。

どんな株主に気をつけるべきかだが。まずヘッジファンド。彼らは非常に危険な存在になりうる。

相場でヘッジファンドが大きな損失を出すと、大抵は多くの解約の圧力に迫られることになる。

2008年9月から10月の下げ相場が非常に激しかった理由は、ヘッジファンドが解約を迫られ、株を売るしかなくなったからだ。しかも大量に。解約だけでなく、ヘッジファンド自体の解散も下げに追い打ちをかけた。

私がヘッジファンドをやってたときはロックアップ期間があったが、昨今ではロックアップ期間がないだけでなく、ファンドオブファンズからの資金も得て運用していた。しかし、ファンオブファンズの資金は最も逃げ足の速いお金なので、ヘッジファンドがアンダーパフォームしたとたんに、誰よりも早く資金を回収しようとするんだ。

このような理由があって、ものすごい売りの応酬となって市場を破壊したって訳だ。

1個の大きなヘッジファンドだけでも、通常サイズのまともな会社を痛めつけるのに充分なパワーを持っている。だからあなたが一番注意を払うことは、多くのヘッジファンドが、同じ企業やセクター、グループに投資をする傾向があるということだ。また、ヘッジファンドが解体されるときは、長期に渡って清算が行われる。だから、巨大な売り圧力が長い期間続くんだ。

だから、ヘッジファンドが持ってる株というのは、相場の下落相場では危険なんだ。

ただ、この話には裏側もあって、ヘッジファンドによる強制売りにより、長期投資に向く素晴らしい会社が、信じられないほどの安値にまで叩かれることになり、素晴らしい買い場を作ってくれることにもなるんだ。

でも、このチャンスをものにするためには、ヘッジファンドの強制売りが全て出尽くすまで待たねばならない。なぜなら、大株主がどうしても売らねばならない状態になったとき、その売り圧力がある限りは、株価がどこまで下がるかは誰にもわからないからだ。

視聴者の質問:
Q:ヘッジファンドとミューチャルファンドの違いは?
A: ヘッジファンドは基本的にお金持ちや機関投資家の資金を得て運用し、マーケットの上下に関係なく利益を出すような手法を用いるファンドだ。ミューチャルファンドは一般的に下げ相場には上手く対応出来ない。今回起ったことは、本来下落相場でも利益をだすべく動く筈のヘッジファンドが大きな損をだして立ち行かなくなり、ヘッジファンド自体が金融システムにアタックして相場を大きく下げてしまったんだ。

Q: ヘッジファンドが株を大きく持ってると危険という話をされてましたが、持ち株のボリュームやどれだけをいつ売ったか等どうやってリサーチすればいいんですか?
A: ぴったりくるのがないんだけれど、www.stockpicker.comで色々と情報を調べることが出来るよ。

Q: ヘッジファンドが引きつけられる業界、セクターというのはあるんですか?
A: 基本的に、今の市場でもっとも動きがあるところへヘッジファンドは向かって行く。食品なんかはあまり行かないね。あと、配当狙いの株も動きがない分ヘッジファンドに狙われることは少ない。
Q: 今のヘッジファンドと、1920年代のインベストメントトラストはどう違うんですか?
A: 歴史書を見ないと行けないが、正直、どちらもマーケットを壊したという点では似たようなものだ。


さて、相場の底についてのお話をしよう。

しかし、下落相場において、本当の底を言い当てるのは非常に難しい。市場はめちゃめちゃにやられてしまっているからね。
アナリストがTVなんかで、底打ちをした、とか、株価は不当に安い! なんて発言をすることもあるが、市場に買い手が居る限り、また底打ちをしたと買いを煽る者がいる限り、まだ相場の本当の底には到達してないんだ。

TVで相場の底を言い当てようとする人間のほとんどは、ミューチャルファンドの人間だ。彼らは絶対パフォーマンスで給料を得る訳ではない。底打ち発言をする多くの人間が、底打ち発言をすることであなたのお金を投資してもらおうとしているんだ。コミッションを得るためにね。

だから私は彼らを信じられない。

それと、相場のボトムとトレーディングボトムを混同しては行けない。トレーディングボトムは、下値抵抗線があって、そのレベルで一旦バウンスがある場合を言う。そういうボトムがあったからといって、本当の底とは言えない。

トレーディングボトムは、経済のファンダメンタルの動きとは関係なく発生するものだ。

アナリストのアップグレードはボトムのサインではない。ダウングレードがたくさん出ることの方がボトムに近づいているサインだろう。

ボトムが発生するのに必要な要素はなんだろうか。

それは、経済状況が、これ以上悪くないところまで行くことだ。良くなる必要はない。しかし、これ以上悪くならないレベルにまでならないと行けない。

市場が下がった時、今の価格は様々な悪い状況を織り込み済みだと言う人がいる。しかし、さらに悪いニュースが出る状況である限り、織り込み済みになってる訳ではないんだ。

6-8ヶ月後に良くなりそうだ、なんてサインまでは必要ない。しかし、経済が未だに下がって行く状況の中ではボトムは発生しない。

下げ相場の大底が出現するためには、マーケット全体が降伏したかのような、巨大な売りが必要だ。信じられないレベルの悲観が渦巻く状態だ。

本当のボトムでは、ブル派はまず消滅する。ちょっと前まで底をついたと言ってたブルの人間までが、ベアに切り替わる必要があるんだ。買いだ! というアニマルスピリッツが粉々に砕かれて、誰もがとにかく売るべきだ! というまでボトムは来ないんだ。

どうやってこの市場のセンチメントを判定すればいいだろう。毎週発表されるインベスターインテリジェントサーベイ。マネーマネージャーのブルかベアかの割合を計る資料だ。ブルが4割を切ったら底が近いサイン。3割なら、本当に近づいて来ている。

だが、一番重要なサインは、本当の大底になったときは、市場で誰も売り手が居なくなるってことなんだ。私はいつもそのサインを探している。

だからあなたも、誰もがベアになるまで待たねばならないんだ。TVに出てくる人間も、とにかくここは逃げてください! と言うまでね。

そして、最後の下げの段階では、400-700の銘柄が新安値を更新し、新高値を付けるものは2-3しかない状態になる。

そして、市場で売手が居なくなるまで売られるんだ。そこが本当のボトムだ。

それとは別に、通常のマーケットの状態で、個別株が売られ過ぎ、底をつける際は、どんなネガティブなニュースにも株価が全く反応しなくなった時だ。そのときがまさに、全ての悪い要素を織り込んだ瞬間なんだ。それがボトムだ。
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(訳者感想)
昨日と今日はマーケットについて一切触れられず、投資に関する概論がほとんどでした。
非常に不思議な感じがしましたが、今日の放送をみて、多分録画だったんじゃないかな、と思いました。普通は相場と同日放送で、当日の状況をエンターテイメント仕立てで伝える番組ですから。

特に今日の放送は、おとといまでの、ブルトーンとうって変わった、ベア話でしたし、話の中で今後ベアが続いたり次の底が来ても、というような口ぶりが多かったので、そんな風に感じました。そうでないと、ここ最近の話の流れと辻褄があわないので。

ということで、また明日!

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9 件のコメント:

  1. 春山さんのところからここを知りました
    すごく良いですね、参考にさせていただきました。
    引き続きお願いします ありがとうございます。

    返信削除
  2. コメント有り難うございます!
    続けることが大事だと思うので、頑張ります!

    返信削除
  3. 私も春山さんのところから知りました。
    大変な作業だと思います。
    英語が不得意な私には大変ありがたいです。
    ジム・クレイマーの株式投資大作戦は投資本のなかでは
    一番大切な本です。
    これから、毎日のぞかせていただきます。
    よろしくおねがいします。

    返信削除
  4. 春山さんのところからやって参りました。
    まさに、こういうのがwiki的な動きですよね。
    大変だと思いますが、一読者として楽しみに拝見してまいりたいと思います。

    返信削除
  5. >匿名さん

    私にとっても、ジムクレイマーの著書は一番の教科書です。本を読んだのは何年も前の話なので、忘れてしまっている部分というか、血肉化されてなかったんですが、今回この企画を始めてまだ2週目ですが、以前以上にジムクレーマーの投資に関する講義が納得出来るようになってきたような気がします。

    コメントを戴くのは励みになります! 今後とも宜しくお願い致します。

    返信削除
  6. > mikeexpoさん

    踏み上げさんのところでもお会いしましたね(^_^)。
    確かに、ネットの繋がりで、色んな情報が増殖していって、補完し合って行くのは、凄く面白いことだな、と思います。

    翻訳は、実は思った以上に大変だったりしますが(^_^)、30分番組ならもっとましなんでしょうけど。今は結構真面目にほぼ全訳してるんですが、ある程度慣れて、ジムクレイマーの主張が読み取れるようになったら、意訳するといいましょうか、もうちょっと要約した形にしたいな、とは思っています。

    私自身もこの番組を見るのはポッドキャストに乗っかってからが初めてなので、今はジムクレイマーの癖といいますますか、しゃべりのパターン、リズムを探って行ってる途中の状態です。

    ただ、日本語におこすことで、流して聞いていた部分をきっちり確認しないといけない作業が加わることで、より理解が深まってる部分があったりして、やりがいがあります。

    極力ペースを崩さずやって行く予定ですので、今後とも宜しくお願い致します!

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  7. 在米です。時間と労力が掛かる翻訳は大変だと思いますが、頑張ってください。
    Nobuさんが感じられたとおり今週放送されたのは確か07年11月と昨年10月頃の特集の再放送です。
    ジムクレイマーは時々休暇を取り、その間は以前マーケットの分析や投資に関するアイデアを特集した中から状況に応じた分を流している様です。

    ご活躍を期待しております。

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  8. 匿名さん
    やはり録画でしたか。でも、録画の分も、マーケットの新鮮な情報がないのは残念ですが、非常に密度の濃いお話でいいですね。

    訳すのは、その日の内容というか、クレイマーの言い回しによって、楽な時と難しい時の差がありますね。17日放送分は、過去最高に日本語にしにくい英語的表現だらけでありました。

    今後とも宜しくお願いいたします。

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  9. Great article and very interesting blog :)

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