2009年4月16日木曜日

2009年4月15日(水): ジムクレイマー MAD MONEY




今日の株価終値:
Dow Industrials (.DJI) 8,029.62 △109.44 (+1.38%) Volume: 413M
NASDAQ Composite (.IXIC) 1,626.80 △1.08 (+0.07%) Volume: 1,948M

投資では、規律がすべてだ。

今日のレッスンは、どうやって次のブルマーケットを見つけるか、どのように投資をするか、どのようにトレードするか、だ。そして、私が居なくても、私の助けがなくても、それらのことが出来るようにする方法をお教えしよう。

別にみんなの手助けをしたくないって訳じゃないんだ。私は、みんなに、私のアドバイスを最大限に利用出来るようになって欲しいんだ。

非常に多くの人、そして聡明な人々でさえ、プランもなく投資をしている。それらは間違っている。まるでギャンブラーのような投資だ。

株式投資はランダムなゲームじゃない。だからちゃんとプランを立て、それに規律を持って従わねば成らない。

少なくとも相場のファンダメンタルが変わらない限り、プランを守らなければ、きっと損失を出してしまうだろう。

マーケットの動きにパニックしてしまうことは非常にたやすい。あるいは、上手くいってると、プランを無視してエキサイトしてしまったりする。だが、そんなときには落とし穴がまっている。

売るべきときに買いに入り、買うべきときに売ってしまう。

どうすれば防げるのか。それを今からお教えしよう。

投資の成功の鍵、投資以外の全ての分野でもそうなんだが、それはあなた自身を理解する必要があるということだ。

まるで禅問答みたいに聞こえるかも知れないが。

何をやってるのか、どうしてそうしたいのか、特に、どうして悪い癖があるのか。誰もが悪い癖を持っている。

そしてゴールをセットする。そのゴールに従って、きちんとしたプランを作るんだ。そしてもっとも重要なことは、自分に嘘をつかないということだ。自分が投資してる株に関して、誠実にならねばならない。

誠実でいることは、投資に関して一番難しいパートだ。

期せずして、上昇すると思って買った株が大きく下がってしまった場合、それが例え悪い株だと分かったとしても、元の値段に戻るまで、必死になって売るのを待ってしまう。これは一番の犯罪なんだがね。

もしこの癖を持ってるのなら、悪い癖だと認めないとダメだ。

買値は忘れること。買値を隠すんだ。そうすれば、相場の状況が自分の思いと違ったときでも、合理的にどのように対処すべきか考えられる筈だ。買値を無視し、冷徹に計算するんだ。

株を買う時は、確実に自分で合理的な買うべき理由を持つべきだ。私が推奨したから買ったなんて馬鹿げたことを言ってはいけない。

インベストメントとトレードを混同してはならない。

インベストメントとは、ロングタームの投資だ。その場合、1年半くらいのタイムスパンで、長期に渡って会社が成長を続けるのかを説明出来なければならない。旬のセクターだ、なんてのは充分な理由に成らない。セクターの中でもたくさんの良い会社があるのだから。配当が良いとか、信頼のおけるマネージメントだとか、過去に遡って常に予想を上回る決算を出して競合を押しのけ成長して来ているだとか。これらが良いインベストメントのテーマを形作っている。

今の経済環境下でこのセクターが良い理由を理解していること。そして、そのセクターの中でも、その会社が良い理由を理解していること。

トレードは全く違うロジックだ。

トレードに必要なことは、ショートタームの規律だ。トレードをインベストメントに変えては行けないということを前お話しした。

トレードをするということは、、短期の何らかのきっかけを持って値上がるのを狙うってことだ。業績予想の上方修正や、証券会社のアップグレードを事前に予測し、先回りして、実際にそういうイベントが発生したらすぐさま売り抜ける。

トレードのテーマが現実化したら、その株を持ち続けてはいけない。現金化するんだ。

トレードのテーマを見つけるためには、多くのホームワークが必要だ。単なる噂で買ってはいけない。自分自身で何をやってるか分かってないといけない。自分自身、期待される理由についてクリアーでなければならない。

しかし、もしも判断が誤りだったら。この業界ではうまくいっても40%の正解率だ。

だからこそ分散が必要なんだ。

なぜなら、我々は人間だから、間違えることがある、と想定すべきなんだ。そしてそれは投資に関わるリスクの問題なんだ。

判断が正しかったなら、それで万々歳なんだが。もし、間違っていたなら、すぐさまそれを認め、損切りをするんだ。

そして、常に自分が持ったテーマを再検証するんだ。そして、テーマが間違ってて、投資が上手くいかなかったなら、損切りをし、新しいテーマを探すんだ。間違いを恐れる必要はない。

自分の期待したテーマに誠実で、プランもクリアーで、でもプランがダメになったときにすぐカットする、それが出来るようになって初めて、相場で利益を得る投資家となれるんだ。

自分のテーマと、その結果に誠実になれないようでは、決して利益を得ることはないだろう。


視聴者からの質問:
Q: まだ大学のジュニアなんですが、株式投資を初めてもいいでしょうか。
A: 大学時代は色々とお金がかかる。だからリスクの高いものはやめて、成長株、しかもまだ初期段階にあるものを5銘柄、5つのセクターから買って長期で見て行こう。例えば、バイオテック、ハイテク、石油&ガステクノロジー、医薬品なんかの中で、それぞれで、初期の成長株にあたる株を買い、長期でそれを買い増ししていくんだ。

Q: ポートフォリオでキャッシュの比率はどれくらいにすべきですか?
A: 正しい答えはなく、まず自分自身の状況がどうかということを考えないといけない。今のような難しい相場環境で、株がまだ怖いと思うなら、20%のキャッシュポジション。相場がクラッシュすると思うなら、40-50%のキャッシュポジション、100%という判断もあるだろう。20年のスパンでみると、株式は必ず大きなリターンを与えてくれていた。だから、長期で見るなら、株式投資をすべきだ、という私の意見は変わらない。ただ、株価の下落を見て株に恐怖を感じているなら、そんな場合は50%キャッシュポジションで、運用すればいいと思うんだ。それによって、相場の底での狼狽売りを防ぐことが出来るだろうからね。

Q: 同じ会社のレポートを見ても、アナリストの意見はバラバラです。どうも信用出来ない気がするんですが?
A: そんなことはない。アナリストのすべてがダメな訳じゃない。信用に足る素晴らしい仕事をする人もいるんだ。いつか良いアナリストについてショーをやりたいとは思ってる。神は彼らを平等には造られなかったんだ。

投資に関して、自分を知るということだが。それは自分のスタイルに合った株を選ぶということだ。スタイルに合ってない株を選んだ時には、失敗が待ち受けるだろう。

さっき、トレードとインベストメントの違いを説明した。

ある特定の株にアプローチするとき、自問して欲しいことがある。

買い人を選ぶ株というのはあるんだ。全ての株が、どんな目的にもフィットするという訳ではない。

20代で、リスクを多く取ろうとするなら、その株は、リタイアメントには向かない株かもしれない。

株を選定する時、自分自身がどういう投資スタイルなのかを自問すべきだ。つまり、どれだけのリスクを許容出来るか、ということだ。

株価が簡単に3、4ポイント動くような荒い動きをし、時には痛みを伴うような株を買うリスクを持ち合わせているかい? それは誰もが許容出来るものではないんだ。

今のご時世では、多くの人が出来ないことだろう。それと、あなたは投機をすべきだと受け入れられるかい?

実際のところ、何年も私は投機目的の株を奨励して来た。バランスの取れたポートフォリオの中に、投機を入れるようにね。

一桁の株価のような、投機株を買う理由は、お固いポートフォリオだけでは刺激がないからだ。投機の株は、ゲームに居続けることを面白くする。

元から株式投資が楽しくて大好きだという人はわざわざ投機株を買う必要はない。なにがあったってゲームにとどまり続けるだろうからね。

だが、私のルール、1銘柄に付き最低週1時間のホームワークをしたり、経済誌を読んだりテレビで情報を集めたりするのがおっくうな人にとっては、このような投機的な株は、ゲームを楽しむために必要だと考えている。

ただ、時としてベアマーケットでは、そんな投機的な株はほとんど無くなってしまう。

もしリスクが大好きで、ポートフォリオでスカイダイビング出来てしまうような人は、今のようなマーケットでは、投機の気持ちを抑制しないといけない。でないと大きく損失を出してしまう。

保守的な投資家で、かったるいホームワークも気にならないない人。あるいは、リタイアメントのための投資=少なくとも、保守的な投資家を演じるべきなんだが。そういう場合はハインツやコカコーラなんかの保守的な銘柄を持つべきだ。そして、多分値動きの激しい、モーメンタムのついてる成長株には手を出さないだろう。

すべては、あなたの性格によるんだ。

株で利益をあげる方法は、色々あるんだ。人によっては配当狙いの戦略もあるだろう。リスクを抑えたいなら、高配当の株は魅力的だ。あと、自社株をする会社もね。

マルチプルの低い、バリュー株を狙う人もいるだろう。

もっとアグレッシブな人は、成長株という具合に、様々な投資があるんだ。どれを選ぶかは自分自身を理解し、自分で考えなければ成らない。

私は色んな投資のアイディアを出してる。しかし、それがあなたに適していなかったら、利益を上げることは難しいだろう。

だから、自分自身はどういうタイプの投資家なのかをきちんと見定めるんだ。そして、それを踏まえて株を選び評価すべきなんだ。

もしも、非常に高いレベルで保守的な場合は、キャピタルプレザベーション株を買うのがいいだろう。インフレーションのペース以上に、確実な配当を支払ってくれるような株だ。
でもリスク指向は、資産の保全よりも、より大きなキャピタルゲインをねらっていくだろう。成長株のような。

自分自身がどういう指向をした人間なのかをまずは確かめよう。

視聴者からの質問:
Q: 今みたいな変動の激しい市場環境でも、分散投資をすべきなんですか?
A: 変動が激しく、下げが厳しい場合、時として大きな損失を被ることがある。分散投資のコンセプトは、もしも資産を一つのセクターに集中していてそのセクターがクラッシュした場合、全てを失ってしまう、という可能性を恐れてのことだ。だが、バランス良く分散されていれば、全てを失うことはない。もちろん、今回みたいなベアマーケットでは、分散投資であれ損失を出してしまうけれど。ただ、他の人よりもマシではあるだろう。私はこの業界に何年も居るが、分散を心がけていた人間は今も生き残ってる。だから、バランスのとれたセクターの分散投資はどんなときでも意味のあるものなんだ。

Q: 今みたいに株がやられてしまってる状態だと、株以外に何に分散投資すべきですか? アンティークや絵画など、色々ありますが。
A: 私のStreet.comのウェブサイトでも、収集価値のあるものの関係の情報を集めようとしているところなんだ。ワインや絵画、アンティークなんかのね。確かに、株式以外でも、ポートフォリオに収集価値のあるものを取り入れることには賛成だ。特にインフレのヘッジになるからね。

Q: 今52で、リタイアメントも近い。現在401Kに350Kあり、S&P、トップ100、短期国債のファンドに分散してるんですが、どうすればいいですか? リタイヤに近づいていて、折角の資産を失いたくありません。
A: リタイアメントということだから、自分でも理解してらっしゃるように、短期国債ファンドの50%まで比率を上げて資産を守るよう保守的にすべきだ。

さて、自分が何者かを理解したあとは、どうやって自分の持ってる株を知るのかについてお教えしよう。

それには、正しいホームワークが必要になってくる。
何が正しいホームワークか。

視聴者からの電話やメールで多いのは、あるセクターが旬だというニュースが出たから買うというものだ。これは様々なレベルでポイントを見誤っている。そんな簡単なもんじゃない。

お金儲けに関しては、綿密でないとだめだと信じている。

私はウォールストリートの情報から利益を得て来たんではないし、特別に頭が切れる訳でもない。私が利益を得た理由は、真剣に、リサーチを怠らなかったからだ。そして綿密で規律をもって望んだからだ。


綿密であるためには、株を選定する際に、なにが綿密か、なにが良い判断かを分かる必要がある。

投資するときには、あなた自身でその会社が持続可能な成長性を持った会社であることを確かめねば成らない。

どうやって未来が分からないにも関わらず、持続可能な成長性を持つと判断するかだが。

持続可能で成長する会社は、利益を大きく上げて、大きな債務をかかえてない。

直感的な聞こえるかもしれないが、本当のことだ。会社が大きな負債を抱えていたとしたら、それを払えなくなってビジネスがトラブルに陥る可能性がある。支払いが滞ると、負債債権者や、債券保持者が、株主の前に、会社の資本を持って行ってしまう。このような危険のある会社の株を買うべきではない。そういう会社をハゲタカどもが食いつぶすのはすぐなんだ。

ほんとのところ会社は株主の所有者ではない。債権者の方が立場は上だ。

会社の株価を評価する際に、株価の値段自体や利益だけで見ては行けない。負債も必ずチェックするんだ。フォードやGMは、私がこの仕事に携わって以来、株価を見るだけならずっと安く見えて来たものだ。しかし、財務の状況、負債の部分を見れば、実際は高い株だということが分かるだろう。

今現在の下げ相場で、銀行系は非常に安く見えるが、バランスシートを見れば、安くはないということがわかるだろう。

負債が重要だ。負債が大きいと、利益の出てるビジネスでも危険があるんだ。

財務を確認するなんて、なんだか難しくて大変だと思うかもしれないが。でもシンプルなことだ。

もしあなたの収入が4万ドルで、年間5万ドル&利息を返済しなければならない負債を持っていたなら、負債を返せず破産し家を失うことになるのは明白だろう。

決算で発表されるバランスシートを確認し、収入と負債の状況をきっちりと確認することだ。公表されているものだから、それを判断の元としよう。

負債のコラムでも、全てが悪い負債ではないから注意が必要だ。例えばクリスマスシーズンを前にしたリテールが、在庫を積み上げた部分が負債になってるのなら、それは悪い負債じゃないだろう。だが、クリスマスの売り上げが悪くなって在庫がたまったままの負債なら悪い負債だ。

航空会社は、飛行機を買うために大きな負債を負うが、これらは、意味があり、許容される塞いだろう。だが、航空会社の株は決して買うべきではないけれどね。っていうのは、負債自体が悪い訳じゃないが、ビジネス自体が非常に厳しい業界で、利益をあげるのが難しすぎるということなんだ。

ケーブル会社も、インフラ施設のために大きな負債が必要だ。しかし、顧客を獲得し、負債の返済を大きく上回るレベルで収入がある限り、負債自体を問題にする必要はないんだ。

歴史が証明しているのは、バランスシートを調査することは非常に重要なことだ、ということだ。

バランスシートを見て財務の健全性を理解出来ないなら、買うべきじゃない。

例えばリーマンブラザーズ。様々なスキームを使っているから、最も理解しにくい会社のひとつだ。そんな時は、分かりやすい他の会社を選べばいいだけなんだ。

負債とキャッシュフローのバランスが一番重要なんだ!

どうしても財務を調べたくないなら、ミューチャルファンドを選べばいい。

ホームワークについて。
一銘柄につき、週に1時間のホームワークをするようルール付けているが。それが面倒くさくて出来ないなら、個別株を持つべきじゃない。

人によっては、投資を仕事として毎日の時間を使っているプロと比べたら、たかだか週一時間のホームワークなんて知れている。私は投資のプロじゃないからウォールストリートのプロには勝てない、と最初から諦めるものもいるが。この下げ相場では、ウォールストリートの人間でも大きな損を出している。プロに勝てないなんて考えは捨てた方がいいんだ。

1919年にSECはレギュレーションFDルールを定めた。これは個人投資家にとって有利なものとなっているんだ。上場会社が明らかにした情報は、すべからく全ての投資家に公開されなければいけない、というルールでインサイダー情報を規制したものだ。1919年以前だったらこの番組は成り立たない。なぜならインサイダー取引だらけで、個人投資家は餌食にされてしまうからね。

だが、今はテクノロジーの進化で、様々な情報が瞬時に、簡単に手に入るようになって、ウォールストリートと個人投資家の情報格差は劇的に減っている。

だから、アナリストと同等かそれ以上にホームワークをすることが可能だ。あなたにも出来るんだ。

肝心のホームワークの仕方だが、候補の株が決まったら、四半期の決算レポート、10Kレポート、アニュアルレポートをネットで入手しよう。www.sec.govでティッカーを入れれば必要な情報が出てくる。財務を調べることは、最も重要なホームワークだ。

これらのレポートは、会社が、実務としてどうやって利益を絞り出しているかを明らかにしてくれるし、そこがものすごく大切だ。

また、会社のビジネスモデルも示してくれる。会社のことを理解しているつもりでいても、これらを見るまでは本当のことは分かっていないんだから。

MRVLは、ハイテク機器のチップを作っているが、どういうことか分かってるかい? 大きな工場を持って実際に造ってるのか、それとも設計だけをして、製造を台湾セミなんかに委託しているのか。実のところは彼らは設計をしているだけで、自分のところでは製造していない。

そういう違いをきちんと認識しておかないと行けない。SECファイルに情報が載っているんだ。

ファイルと同じく重要なのは、四半期のカンファレンスコールを聞くことだ。もし聞けなくても、ウェブに情報があるだろう。カンファレンスコールは、四半期決算のレポートと同時に発表される。

この時、会社側は、アナリストや株主の質問を受ける。レポートに出てこない、重要な情報が得られるんだ。CEOが会社の未来をどう描いているかとかね。

これらのホームワークは、地味で面白みがなく、時間の掛かることだけれど。もし本当にそう思うなら残念なことだし、個別株を買うべきじゃない。

私自身は、数回のカンファレンスコールを聞いて調査した後じゃないと株を買うことはしない。

時間がないなら、カンファレンスコールの記述を読むだけでもいいんだ。
さて、これは、ほんとにホームワークの基本だ。視聴者からの質問の後、実際に、決算のレポートやカンファレンスコールで、具体的に何を確認すべきかをお教えしよう。

視聴者からの質問:
Q: 1銘柄につき、週に最低1時間のホームワークをルールづけていますが、実際のところ、リサーチをしようとしたら、1時間でも10時間でも掛けることが出来るでしょう。どういうリサーチを慎むべきですか?
A: もっとも無駄なリサーチは、アナリストのリサーチを調べ尽くそうとすることだろう。もちろん中には明晰な分析もあるけれど。特にアナリストの推奨銘柄なんてのは、推奨理由は様々で、実際あなたが買う理由とは関係ない場合が多々ある。映画に例えれば、批評家が否定的な批評をしていても、あなたが見て良いと判断することもある、というような感じだ。あなた自身が気に入ったポイントを見つけ、そしてその株を調べて保有して欲しい。

Q: テレビに出てくる証券会社のアナリストは様々な意見をいいますが、彼ら自身マーケットの売手側ですよね。信じる必要なないですよね。
A: 彼らはたいてい相場の読みを誤ったりする。基本的にコミッションをもらうためにテレビで買いや売りを煽るんだ。俺は別にあなたたちから何かを得ようとしていない。もし私がミスをおかした時は、嘘偽り無いミスをおかしてしまった、ということなんだ。
私が持ってるから、あるいは好きな株だから推奨したりはしない。判断にはそんなバイアスを入れたりはしていない。でも彼らは違う。だから、あなたの判断は正しい。

Q: カンファレンスコールの情報はどこで手に入れることが出来ますか?
A: その会社のウェブサイトにあるはずだし、ヤフーファイナンスやCNBCのウェブサイト他色んなところで手に入れることが可能だ。

Q: あなたのアドバイスに従って、20%の利益確定をしたんですが、そのキャッシュをMMFに入れても2%の利息しかつきません。株式市場に戻すべきなんでしょうか?
A: 今の相場環境では、リスクを取って行くべきではない。将来的に相場が安定して、安全だと判断出来たらまたアナウンスをする。だが、今はまだその時ではない。


さて、レポート等の情報で何を確認すればいいのだろうか。レポートを見る際に、会社のビジネスが上手く回っているか、今後も成長する見込みがあるのかを確認するんだ。
収入、利益、グロースマージン。若い会社なら、収入増加率の大きさととそのスピードが早いこと。歴史の長い会社であれば、収入がきちんと利益となっていることを確認する。そして、その利益が配当としてきちんと支払われていることを希望するかもしれない。成長は止まったが、安定している歴史ある会社の場合は、利益の多くの部分がちゃんと配当に回っているかどうかを確認するのがいいだろう。
マージンは収入がどれだけ利益になっていってるかを教えてくれる。売り上げがいくら凄くても、利益が少ない会社ではだめなんだ。
グロースマージンに関しては、競合の他社と比べる必要がある。そしてその製品を作るのにどれだけかかるのか。一般的なコストはどうなのかを調べるんだ。

マイクロソフトはマージンが非常に高い。市場を独占しているからだ。しかし、スーパーマーケットは非常に低いマージンだ。競合が厳しいからだ。

ビジネスの種類によって、マージンは異なる。石油やガスは、需要と供給の関係でマージンが変わるという性質を持っていたりする。

シクリカル銘柄は、景気の状況によってマージンが大きくことなる。逆にコーラや、シリアル食品みたいな長期成長銘柄は、どんな景気でもマージンはあまり変わらない。

シクリカル銘柄が、マーケットで叩かれるときには、大きな景気後退を迎えようとしているってことなんだ。だいたい6ヶ月くらい先回りする。シクリカル銘柄が収入を落とし、マージンが削られて行ってるのを見つけたら、長期成長銘柄に乗り移るんだ。景気後退期にもサバイバル出来るようにね。

経済が順調な時は、シクリカル銘柄も、長期成長銘柄にも分散しておくことはいいことだ。しかし、経済が悪化して行くときには、長期成長銘柄に集めるべきだ。

だがそれは、経済が本当に悪くなっていってることを確認する必要がある。

だから普段はちゃんと分散投資をして、それぞれの企業がどういう状況なのかを見ておくんだ。

しかし、経済の状況が悪くなってるっていうのをどうやって知るんだ?
例えばワールプールが、カンファレンスコールで、洗濯機が売れないとか、ドライヤーが売れなくなっただとか。そういう情報が、景況の悪化を知らせてくれる。

ホームワークこそが、個々の企業の個別の状態と、そして、総体としての業界、また景気がどうなっていってるのか、ということについても教えてくれる大事な方法なんだ。

同一セクターの半分以上が落ち込みを示したら、それは業界の景気の悪化と言えるだろう。

個別株が業界内かでどうかを含め、私は10ポイントスケールで各企業を判断する。

企業を判断するには、マクロだけでなく、業界内での分析が重要だ。

キーメトリックは業界によって違う。これによって、その企業が業界の他の企業と比べてどうかをはかれるんだ。その分で5ポイント。それ以外で、配当や自社株買い等も5ポイントで換算する。例えば、ケーブル会社の場合、会社の総価値を加入者数で割って考える。ホテルは、1部屋当たりの単価x部屋数x稼働率。ワイヤレスプロバイダーなら平均客単価xユーザー。
レストランやリテールは一店舗当たりの収益。

レストランやリテールを、総収入だけで比べても意味がないんだ。それでかまわないなら、店舗の数が多いほど有利になってしまう。

ハイテクならグロースマージンx販売数。ファイナンシャルならネットインタレストマージン。

業界内で一番の会社なら、プレミアムとして、業界内の他の会社の成長率から導かれるマルチプルよりも高いマルチプルを得ることが出来るんだ。

だから、ホームワークのポイントも、業界によって様々に変わってくるし、それを計る物差しもそれぞれ違うってことを理解しておいて欲しい。

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